2005年のSakura

2005年4月、今度は近所の桜祭りに出ないかという話。
ほえ〜。
まーたレッスンが増えるのか〜〜。
(まだ、ややうしろむき)

この頃には教室内の人数も増え、なんだかご近所づきあいのような和気あいあいとした雰囲気になっていた。

でもまぁこの頃も、それほどスペインに傾倒するわけでもなく、中世ハンガリーを舞台にしたファンタジー小説を書いていた私は、フラメンコ用語よりラテン語を調べるのに懸命で、フラメンコ音楽よりは、中世の古楽やポップスをかけて仕事をしていた。

それでも、衣装に関してだけは、どうやらだんだんと欲が出てきて。

おにゅーファルダ。
とうとう念願の赤い薔薇柄に手を出した。
しかも斜めに赤いボランテが入っている8枚はぎの素晴らしいデザイン!
これは中古ではなく、初めて自分のサイズでオーダーで作ってもらった。
共布で、長いフリンジのついたシージョも作ってもらう。

最初は深いワインレッドの地味〜なファルダに黒のレオタードで隠れるようにして踊っていたものが、この頃になると、ちょっと大胆になってきたもよう。
こうして形からハマる要素が増えていくのである。
というわけで、本番。
この日は天気予報では、かなり前から雨の予定。
私はもう屋外では踊らないわね、とあきらめていたのに、当日窓を開けると目が覚めるような快晴。
フラメンコ日和! ムイビエン!

大勢の人に観られながらセビジャーナスを舞う。
うわー。
キンチョーするー。

ブレリア。
もーてんでよくわかってなくて、失敗だらけ。
ブレリアのリズムはこの頃にはまだ見知らぬガイコクジン。

でもどーにかこーにか無事に終わった…。
よ、よかった。
打ち上げだ打ち上げー!
2005年はイベントが多かった。
薔薇のファルダに合わせて、同じ薔薇のプリント生地でブラウスも作ってみる。
五分袖の先に、特別に長い赤のボランテを付けてもらう。
ひらひら腕にまとわりついて嬉しい。

そ秋には、地元の小さなカフェにステージを作って、タブラオにしての先生のライブに参加させてもらうことに。

ちっちゃなステージで4人も立つと満員だったが、この狭さ、けっこう病みつきになりそうな予感が。
    
セビジャーナス、ルンバ、ブレリア。
毎回あがっちゃって、必ずどっか失敗する。

でも、素人のお客様にはあんまりバレないみたいで、なんとか…。
お友達も来てくれて、最前列やら最後列やらで観てくれました。
ありがとう!

でも知り合いの顔を見つけると、よりアガッちゃう私。
もっと踊りに集中しないと…!!



おじぎの仕方なんかも、先生からちゃんと教わりましたv





NEXT →