明日は夏至です。
暑いですね~。
老齢猫のために、思わず外出するときも冷房のスイッチを入れてしまう今日この頃です。28度設定だけど。
私自身は冷房はほんとにニガテで、むしろ汗だくになっても入れたくないんですが、今年も東京の猛暑は凄そうで、こないだ早速シンがへばりかけて焦りました。
ところで友人編集者から100万人のキャンドルナイトのお誘いを受けました。
こういう企画です。ご存知ですか?
全世界共通の夏至と冬至の日の夜20:00~22:00の2時間のライトダウン。
ちょうどこの間、地球温暖化の特集番組を観たばかりでしたが、そのときに映った衛星からの夜の写真に、ムネがずきずきしたのを思い出しました。
光ってるんですよね~、日本列島。輝く電気の洪水です。
他の国の環境破壊をとやかく言う前に、やはりまず自分ちを!という感じでしょうか。
この期間は冷房も消して過ごしてみようと思います。
銀座伊東屋で行われた草鞋之会展にて、切り絵作家百鬼丸さんの切り絵ライブを初めて観てきました。
雨の日。
真っ白な紙の上に、当たりもつけずにさらさらと、たちまち一つの世界が開ける。
番傘修理の職人(「古傘買い」というらしい)と女性客のラフ画。
すごい。
番傘職人のおっちゃんの表情に目が釘付け。
おもむろに取り出された一本のカッターナイフ。
それが魔法の杖のように、すっすっと動いて紙に切り込みが入れられてゆく。
番傘の縦線が微妙なカーヴを描き、魂を吹き込まれて、江戸時代の時間が生き生きと輝き出す。
合間あいまに江戸時代の世相を歌のように口ずさみながら、まるで一話の小説のような世界が産み落とされてゆく。
白い紙の裏側は黒い紙になっていて、切り離されると見事な切り絵になった。
仕事、早!
絶妙のリズム感と集中力。
あれって音楽だ。
街中の物音、二人の会話する声まで聞こえてきそう。
うーん。いいもの観ちゃった。
展示されていた風林火山の切り絵も素晴らしい迫力に満ちているものばかりで、どれもぽかんと口をあけて見惚れてしまいました。
よくよく見ると、髪の毛や髭、布地など、ものすごく細かく作られていて脱帽。
不器用が服着て歩いている私などには夢の世界かも☆
何が好きって、お侍のつま先がぐいっと伸びてバレリーナ(語弊はありますが)のようになっているのが、とっても可愛いの♪
原稿に追われまくる中、いい時間を過ごせました。
ちょっと雨が好きになりましたvv
あ、そういえば、風林火山!
とうとう来週はGackt登場ですよっっ!!!
きゃー!
最近、ウッチーの勘助が美しくて好きでね~。
この上、景虎まで美しかったらもう…!!!!
来週日曜はハイビジョンで観なくちゃ!!!!!(≧∇≦)/
音楽がどれほど力を持っているか、どれほど人生を豊かにしてくれるか。
久しぶりに魂を揺さぶられる思いを味わいました。
ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団との陶酔の夜。
ミハイル・プレトニョフ。
彼を最初に知ったときはピアノのソリストでした。
東京芸術劇場でのピアノリサイタル。
彼が弾くリストの多彩な表情に、まるで初めて聴く音楽であるかのような印象を受け、果てしないイメージの洪水が沸き起こったのを覚えています。
東京芸術劇場がまるで演劇の舞台のように、様々な色彩にあふれ、そこここに音楽の妖精が踊り遊んでいたのです。
大げさなようですが、本当にそれほど豊かにこちらのイマジネーションを掻き立ててくれる、新鮮で、際立っていて、どれほど言葉を尽くしても足りるということがない、複雑な演奏でした。
その後、彼のCDを必死に追い求めた私は、彼がピアノ用に編曲したチャイコフスキーのバレエ音楽『眠れる森の美女』や『くるみ割り人形』を聴き、やがて、作曲者、そして指揮者としての彼を知るようになりました。
一つの楽曲を徹底的に分析し、いったん分解して組み立て直してきたかのような彼のピアノ演奏を聴けば、たしかにオーケストラを操ってみたくなるだろうなぁというのは頷けます。
そして今回、ようやく待ちわびた彼の管弦楽団の来日が果たされたのです…!
書きたいことが山ほどあるのですが、たぶん、書ききれません(笑)。
それほど素晴らしい演奏会でした。
レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知を観てきたときも思いましたが、芸術は生、なんですね。
やはりその場へ行って味わったあの瞬間は、何物にも代え難いものです。
彼の創り出す音の瞬間瞬間が多重宇宙のように重なり合わさって、一人の人間の中にも宇宙を創り出してくれる幸福な時間が積み重なり。
ここしばらくフラメンコの音楽にのめり込んでいた私でしたが、久しぶりにクラッシックの良さを思い出しました。
やはり原点はここだなあと思いました。
毎朝、母がつけたラジオからクラッシック音楽が大音響で流され、たたき起こされてきたのを思い出します。
思い出すといえば、ショパン!
この日、プレトニョフとRNOは2005年のショパンコンクールの優勝者ラファウ・ブレハッチを迎えて、ショパンのピアノ協奏曲第1番を聴かせてくれましたが、これがまた、ものすごく鮮やかな印象を残してくれて!
小学生の頃、ツィメルマンが弾いてるのを聴いたときから憧れの曲でした。
どうしても弾いてみたくて、協奏曲の楽譜を買ってもらって。
でも、どんなに頑張っても弾けなかった難曲でした。
ゆっくりしたテンポの2楽章の最初のほうなら何とかなるので、オーケストラ部分(ピアノで弾けるようにしてある)を奏でつつ、ちょこっと協奏曲気分を味わってみたりして。
今回のブレハッチくんはそのショパンコンクール優勝者のクリスチャン・ツィメルマン以来のポーランド人優勝者だそうです。
その彼の演奏をこうしてプレトニョフの指揮で彼の管弦楽団で!聴くことになろうとは、何やら縁のようなものを感じずにいられません。
このショパンのピアノ協奏曲、なんとプレトニョフが管弦曲部分を編曲しているものを聴かせてくれたのです…!
えええ? あの名曲を編曲? 何様!?(笑)
と思わなくもありませんでしたが、そういう革命的ともいえる彼の大胆さがスキです。
それほどの大胆さを持っていながら、演奏後のプレトニョフはあいさつもあっさり、菜食主義者ですかと思われるような脂気の抜けた淡泊さで、登場してきたときと同様、淡々と去ってゆきます。
歩き方はあくまでゆっくり、乱れず、何にも惑わされずといった世捨て人の風情。
うーん。
おもしろい人だ。この人が団員を叱るときってどーやってるんだろう…??
じゃなくて、演奏!
おもしろかった!!!!!
ショパンのピアノ協奏曲をあれほど細かく楽しんだことはなかったような気がします。
またラファウ・ブレハッチくん(若いんですもの。くんて感じなんです。でも弾く姿は巨匠なんです…!笑)が、ミハイル・プレトニョフの曲に対する理解をまったく同じように理解しているように思えたのは幻想ですか!
これまではこの曲はピアノのためにあるのであって、オーケストラはあくまで伴奏としてしか聴いたことがなかったんだなぁ、としみじみ思いました。
だって、ピアノが本当に華やかなんですもの…!!!
それが、この日は違ったんです。いえ、ピアノが華やかじゃないという意味ではなくて。(ラファウくんはまさしく天才でした! あの若さで完璧! 彼のリサイタルにも行ってみたい!)
協奏曲って言葉の意味が、すごくよくわかったというか、しっくりきたというか。
ピアノと弦が絡み、ピアノと管が絡み、どちらも主役級のスケールを持ち、まさに多重宇宙構造となって(だから落ち着け自分!笑)、あらゆる音楽の揺れの楽しみをこちらに伝えてくれた感じだったのです!
……だんだん興奮してきて、文章の暴走が手に負えなくなってきました。てか長!
時間もないことですし、そろそろ筆を置くことにします。
それにしても、思わず大阪まで追っかけようかと思ったくらい素敵な夜でした。
ああ、これ書くと長くなるからやめますが、ドヴォルザークの『新世界』!
これもまた、初めて聴く曲のようにミハイル・プレトニョフでした!(言いたいことを判って~~~)
でも悲しむべきことに、彼ったら新世界はCD出してくれてないんですもの!
もう一回聴きたいと思っても後の祭り。
帰り際、CD売り場に殺到している聴衆たちをかき分け、ドヴォルザークの新世界を探してみたら、そこにはカラヤン指揮ベルリンフィルのものが、今日演奏された曲として並んでいました。カラヤンは大好きな私なのに、思わず「今はこれは聴きたくないのよ~」(何様)とつぶやいてしまったら、隣のおばさまに「そうなの! 今はカラヤンでは聴きたくないのよね!」と熱を込めて返されたのが印象的でした。
同じ熱い想いを味わった人があふれてました。
いい夜でした。
自分的記録のために、アンコール曲を表記。
ラファウ・ブレハッチ
ショパン ワルツ嬰ハ短調作品64-2
ショパン ワルツ「子犬」作品64-1
管弦楽団
J・シュトラウス二世 ポルカ「ハンガリー万歳」
ハチャトリアン バレエ音楽『ガイーヌ』より「レズギンカ」
はっはっは。
そういえば、このハチャトリアンも凄かった。
まさにラストを飾る勢いのある曲。耳も体も破裂しそーになりました。
あ、思い出した。
小太鼓の少年がもんのすんごく可愛い金髪の美少年で。
終演後も片付けに手間取ってけっこう長くステージにいたので、女性陣の視線を集めていたんだけど、その彼が引っ込む間際、拍手が起こって、彼は照れながらもかわゆらしく手を振ってみせてくれました。
いやー、久しぶりにあれだけの美少年を間近で見ました。(実はこの日は最前列だったのよねなぜか)
小太鼓のテクニックはすっごかったです。
きっと彼はリズム隊の中でも天才秘蔵っ子で、オトナの楽団員たちにももみくちゃに可愛がられてるに違いないっ!
と妄想をたくましくしつつ、東京オペラシティコンサートホールを後にしたのでありまシタ。
ミハイル・プレトニョフの演奏会だけは、どんなに忙しくても行きたい!と思ってチケットをゲットしていたのでありましたが、実のところほんとに忙しい時期でした。
でも行ってよかった!
神様、彼と同時代に私を生かしてくれて、ありがとう~~~~!!!!
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6月の新刊も発売になって、サイトが薔薇とガーリーテイストでいっぱいになってます。
早瀬あきら先生のイラストがめっちゃキュートで華やかですv
ちょっと今忙しくてバタバタしてるのですが、さっそく本のご感想メールなどありがとうございます~。ちゃんと読ませてもらってます!
「ガーディアンプリンセスは続編ありますか?それとも今日発売の文庫で終了ですか?」というご質問ですが、あそこで終わるのはさすがにナンですので、もちょっと続きます。
あんまり長くしたくはないんですが、バロンの正体もまだバレてないですし、ヴィヴィアンのダディに関しても書きたいことがありますので、また雑誌のほうでがんばります。
「正体を知っても、ヴィヴィアンがジェラルドをゆるしてくれますように」というやさしいお便りにほろりときました。
続きもどうぞお楽しみに。
さて、そんなわけで、ガーリーシーズンの次はリアランファイナルシーズンです。
最終巻に突入しつつあります。
こちらもがんばりますので、待っててやってくださいね~~vv