■リアランの竜騎士と少年王シリーズ■

リアランの竜騎士と少年王
『王子の帰還』

集英社コバルト文庫
2004年12月刊
イラスト:小島 榊

西暦999年、中世ヨーロッパ、ドナウ河中流域。
王国リアランは王族の特異な体質によって、周辺強国から守られていた。
王族の体液に反応して、竜に姿を変える騎士たちを「竜騎士(ディラン)」と呼ぶ。
現代日本でフツーの高校生をやっていたはずの和田夏紀が、あるとき教室の扉を開けたら、そこは竜たちが激闘をくり広げる見知らぬ国だった…!!
王子ヴァイク・ルーを囲んで様々な男たちが行き交う、新ドラゴンロマンスファンタジー。



リアランの竜騎士と少年王
『封印の竜剣』

集英社コバルト文庫
2005年2月刊
イラスト:小島 榊

前巻『王子の帰還』ラスト、ヴィシュタリ王の暗殺シーンからプロローグが始まります。
高校生だった夏紀は交通事故で亡くした父親への強い思慕を捨て切れず、リアラン王国のヴィシュタリ王に父親の像を求めてしまうのですが、その父とはふたたび引き裂かれることに。
初めて竜剣を引き抜いた夏紀は次第にリアランの秘密に近づいてゆく。彼はやがてヴァイク・ルー王子としての自覚に目覚め、多くの宿命を担うことになってゆくのだが。
ラウレンティウス教育官との不思議なつながりや、ユハス王子の心の真実、アンドラーシュの兄弟たちとのエピソードなど、リアランの竜の謎に近づいてゆくドラゴンロマンスファンタジー第2弾!

リアランの竜騎士と少年王
『隻眼の皇帝』

集英社コバルト文庫
2005年4月刊
イラスト:小島 榊

ローマ帝国の皇帝、カール=レオンハルト・オットー・リウドルフィング登場の巻。この巻では新キャラの登場に加え、ヴィシュタリ王の再登場他、竜剣の謎が少しずつ解き明かされてゆきます。
桜色のちっちゃな竜の姿になったアンドラーシュをはじめ、逃亡のために少女の姿に身をやつすヴァイク・ルー王子や、二人の同業者・ラウレンティウスとトカイの渋い会話などなど、書いていてもかなり楽しい巻になりました。
ざくざく話が進んでゆくリアランシリーズ。教育官ヨシュアとヴァイク・ルー王子の心も近づいたり離れたり。二人の間に切なさが増してゆくドラゴンロマンスファンタジー第3弾。


リアランの竜騎士と少年王
『宿命の恋人』

集英社コバルト文庫
2005年6月刊
イラスト:小島 榊

急速にラウレンティウスに心惹かれてゆくヴァイク・ルー王子と、多くの責任と任務を負って生きているラウレンティウス。ふたりは互いの心に触れ合い、見えない糸をたぐり寄せるように惹かれ合ってゆく。そうしている間にも、リアランには竜の嘆きの力が満ちあふれ、王国の人々は危急存亡の時を迎えることに。より大きな力に導かれ、運命の渦に巻き込まれてゆく王子を、ラウレンティウスの熱い目が追う。王子の本当のキスは誰のものなのか。
王子と教育官のほんの一時のやさしい日々を描くドラゴンロマンスファンタジー第4弾。


リアランの竜騎士と少年王
『薔薇の贖罪』

集英社コバルト文庫
2005年9月刊
イラスト:小島 榊

父ヴィシュタリ王の命をよみがえらせたいヴァイク・ルー王子と、恩ある養父ユリウス大司教が気にかかるラウレンティウス教育官。
竜王のもくろみによってリアランの王城は崩壊し、逃亡の日々の中でヴァイク・ルー王子は自分の宿命を知ることになる。
ヨシュアとの初めての恋と、竜王の接近。
王となるべき運命を背負ったヴァイク・ルー王子に、数々の試練が訪れる。王子は竜王という巨大な存在を前に、孤独な戦いを挑もうとするが。
イシュトヴァーン伝説が明らかになる怒濤の展開のシリーズ第5弾。


リアランの竜騎士と少年王
『闇黒の烙印』

集英社コバルト文庫
2005年12月刊
イラスト:小島 榊

レオンに連れられ、ローマへ向かったヴァイク・ルー王子とアンドラーシュ。しかしローマ・パラティーノの丘にある壮麗なローマ帝国の宮殿内にも、竜王の魔の爪は深く食い込んでいた。
ヴァイク・ルー王子にまとわりついていた闇黒の半身が、今、皇帝レオンのベッドで目覚める!
ヨシュアの真実もここに明らかに。

疾風怒濤のリアランシリーズ第6巻。
この巻にて第一部完結。





リアランの竜騎士と少年王
『黒騎士とローマの青い薔薇』

集英社コバルト文庫
2006年2月刊
イラスト:小島 榊

雑誌Cobaltにて連載された表題作を加筆修正したヨシュアとユーディトの若かりし頃のローマの物語。
教皇グレゴリウス5世のラウレンティウス枢機卿への執着の原点とも言える物語を収録。
また、ヴィシュタリ王に外国から嫁いできた王妃ギゼラの出逢いの物語を書き下ろし収録。
奔放な美少女ギゼラに少年ヴィシュタリ王子が心惹かれて結ばれるまでの物語。

雑誌Cobaltに掲載された小島榊先生のリアラン漫画も同時収録! 必見です。




リアランの竜騎士と少年王
『砂漠の流星』

集英社コバルト文庫
2006年5月刊
イラスト:小島 榊

教育官であり、宿命の恋人でもあったヨシュアを目の前で失ったヴァイク・ルー王子は、失意のどん底にいた。
竜王によって遙かなる砂漠の地へと飛ばされた王子の手元に残っていたのは竜剣のみ。
生きる力を失いかけていた王子の前に現れたのは、褐色の肌の盗賊で……!?

リアラン再生をかけて、ヴァイク・ルー王子の前に大いなる試練が訪れる。
シリーズ第2部、疾風怒濤の開幕!!




リアランの竜騎士と少年王
『覇王の竜剣』

集英社コバルト文庫
2006年8月刊
イラスト:小島 榊

求め続けていた魂の恋人ヨシュアとやっと再会を果たしたヴァイク・ルー王子。しかし、喜びの時もつかの間、二人の前にはさらなる試練が待ち受けていた…。
一方、カラハ王国の第二王子シャザーンは、竜に操られた兄イシュマエル王に勇気をもって立ち向かうことを決意する。

愛の記憶を失った恋人との間に、ふたたび愛の時間をよみがえらせることはできるのか。竜王と教皇、そして人間たちの対決が始まる…!!




リアランの竜騎士と少年王
『刹那の恋人』

集英社コバルト文庫
2006年11月刊
イラスト:小島 榊

封印を解かれ、地上にあふれ出した竜王の無制限な力はあらゆる人々を竜王の呪詛に巻き込んでゆく。カラハの人々の命を救うために、ヴァイク・ルー王子は全力を傾けて闘う。

竜王の結界を抜けて、ふたたび記憶を失った伝説の恋人ヨシュア。恋と多くの責務とのはざまに立って苦しみながらも、ヴァイク・ルー王子はリアラン再建へ向けての道を踏み出してゆく。

アンドラーシュや皇帝レオン、そしてトカイなど久しぶりのキャラに加え、新キャラ・ミカエルも登場。
竜王の力が拡大してゆく中、様々な人々の思惑が交叉するシリーズ第10巻!!




リアランの竜騎士と少年王
『碧眼の海賊』

集英社コバルト文庫
2007年1月刊
イラスト:小島 榊

竜騎士たちの裏切りに遭い、ビザンツの皇帝の元に囚われの身をなった王子は、屈辱の行為の下に沈みながらも、ヨシュアを想うことでみずから勇気を取り戻し、自分の役目を自覚してゆく。

満月の夜を間近に迎えたビザンツの港では、竜となったマールクがパートナーのティヴァダルの負傷に雄叫びを上げ続けていた。彼らが囚われた船は海賊ガリュオンの船。そのガリュオンはビザンツの皇帝バシレイオス2世の双子の弟だった…!

愛と試練の本編に加え、雑誌Cobaltに掲載されたユハス王子の恋物語『ギゼラの遺産』、および、小島榊先生による漫画版リアランの竜騎士と少年王『ギゼラ姫と婚約者』も同時収録。



リアランの竜騎士と少年王
『比翼の王冠』

集英社コバルト文庫
2007年4月刊
イラスト:小島 榊

ビザンツの皇帝バシレイオス二世にも愛され、そしてまた皇帝の双子の弟ガリュオンにも望まれたヴァイク・ルー王子。
彼は一刻も早くリアランの竜騎士たちを、祖国リアランへ帰し、平安の日々へと導きたいと願っていたが、その願いもむなしく、満月の夜を迎えてしまった。

竜王の闇がもっとも濃くなる満月の夜。ビザンツの港では恐るべき異変が起ころうとしていた―――。

一本、また一本と覇王の竜剣に従う"従者の竜剣”が増やされてゆき、ヴァイク・ルー王子の勇気ある行動に心を動かされる者たちも増えてゆく、新しい展開の章。




リアランの竜騎士と少年王
『竜王の帰還』

集英社コバルト文庫
2007年9月刊
イラスト:小島 榊

3年にわたって書き続けてきた<リアランの竜騎士と少年王>シリーズ最終巻!
幾多の闘いをくぐり抜けてきたヴァイク・ルー王子はついにリアランへと帰還する。
多くの人々の助けを得て、七本の従者の竜剣が揃い、覇王の竜剣がついに完成する。
ヨシュアとヴァイク・ルーの間に立ちふさがるイシュトヴァーン伝説のゆくえは?
リアランへ戻ったユハス王子の心境は。
ヴァイク・ルー王子を愛した従者たちが勢揃いするシリーズ最終巻です。
ラストを彩る小島榊先生の可愛いミニキャラ全員集合イラストは必見です。



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