■ロイヤルキス文庫■

『薔薇と牙 イノチ短シ恋セヨ乙女

ロイヤルキス文庫
2013年11月刊
イラスト:氷堂 れん


祝 ロイヤルキス文庫創刊!


時は大正浪漫華やかなりし頃。
皇牙谷中學院の生徒総代である九条男爵脩季(ゆきすえ)は、記憶を失った少女に出会う。
どうやら近隣の女學校の生徒のようだが、彼女は記憶を失っているにもかかわらず中學院に忍び込むような大胆な行動を取り、九条男爵は困惑を隠せない。
一方、九条男爵にも人に知られてはならない秘密があった……。

人類以前から日本に潜む異形の種族ルー・ガルーとリリス。
敵対する二種族は共に絶滅の危機を迎えていた。
ルー・ガルーの総領は
愛と憎しみのはざまで種族回復の命運を賭ける!

至高のファンタジー純愛浪漫!!

※リリス(Lilith):
『薔薇と牙』の中では、ヴァンパイアの末裔を意味しています。
「リリス」は古来「夜の魔女」とされ、中世にはルシファーの妻と言われたこともあったようです。
一説ではイブより先にアダムと契った最初の妻であり、魔女たちの母とも言われてます。


2008年に集英社雑誌コバルトにて初出・未完のリリスと人狼(ルー・ガルー)の大正浪漫ファンタジー・ラブロマンス、の完成版になります。
あとがきにも書きましたが、いつか仕上げたいと夢見ていたこの物語を、やっと一冊の本に仕上げることができたのは、ロイヤルキス文庫の編集者様との出逢いと、後は何より、続きを読みたいと言い続けて下さった読者様のお力に支えられてのことでした。
本当にありがとうございました!
すっかりお待たせしてしまいましたが、今回、氷堂れん先生の素晴らしいイラストと共に、たっぷりのボリュームでお届けできる運びとなりました。
どうぞお楽しみに…!!


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