■倭−YAMATO−・シリーズ■

『倭-YAMATO-
    〈俺たちの創世記〉』1

集英社スーパーファンタジー文庫
1996年8月刊
ART WORK:亀井一郎
イラスト:石堂まゆ

日向明琉(ひゅうが・あかる)は福岡県筑紫野高校2年生。幼なじみの室見香樹(むろみ・かんじゅ)、親友の高野原斉(たかのはら・さい)と平和な学園生活を送っていた。
が、ある日、斉は古代倭国の古墳で謎の声を聴き、自分が高天原の神々の流れを汲む者であることを知る。
狗奴国王“速彌(はやみ)”の恐るべき神魂(かもす)が、現代によみがえる!

『倭-YAMATO-
    〈俺たちの創世記〉』2

集英社スーパーファンタジー文庫
1996年9月刊
ART WORK:亀井一郎
イラスト:石堂まゆ

斉が行方不明になって1週間。神子として目覚めつつある明琉は、毎夜、斉との夢にうなされる。その夢の中で、明琉は邪馬台国の女王・卑弥呼であり斉は敵国狗奴の王・速彌だった…!
そんなとき、明琉は剣道の県大会で、宗像三兄弟を擁する強豪・神湊学園と対戦することになり…。
敵国の王と恋に落ちた女王卑弥呼が選んだ最終手段とは…!?

『倭-YAMATO-
    〈俺たちの創世記〉』3

集英社スーパーファンタジー文庫
1996年11月刊
ART WORK:亀井一郎
イラスト:石堂まゆ

魔王の動く気配に魔獣の気が高まる。速彌の怨霊魂は明琉を離さない。斉は明琉の肉体を媒体にして境界樹に魔獣の力を注ぎ込み、現世に決定的なダメージを与えようとしている。
一方、出雲からは香樹の兄・香月が黄泉に囚われた明琉を連れ戻すべく北九州へ帰ってくる。そして、北九州市の室見神社では、御忌祭の時期が近づいていた…。

『倭-YAMATO-
    〈俺たちの創世記〉』4

集英社スーパーファンタジー文庫
1997年1月刊
ART WORK:亀井一郎
イラスト:石堂まゆ

超古代、はるかなるやまとの国に、現世(うつしよ)と幽世(かくしよ)とをへだてるものは何もなかった。やまとの地のあらゆる場所に魔途は開かれ、天へも地へも通じていた。……それを、八魔途(やまと)と言う。
1997年1月、やまとの流れはある大きな分岐点へとさしかかっていた。道標となるべき存在が幽世より現世へとよみがえりゆく。すなわち、八星の神子に宿る神魂の黄泉還り(よみがえり)である。



倭シリーズの表紙についての裏話。
亀井一郎氏によるカメラアートワークの起用は、
スーパーファンタジー文庫では初めての画期的な試み。
中扉にもプロのモデルさんを起用、 影で構図を作成。
撮影現場には筆者も立ち会った。
第1巻のバック、龍の瞳のイメージは、筆者の知り合いの
役者さんの目を実際に撮影したのち亀井氏がCGで着色したもの。
2巻、3巻の勾玉は筆者が実際に出雲で購入したもの。
その他の中扉も筆者が出雲等で撮影したものを利用。
(花衣はちょーど一眼レフに凝ってる最中だった…)

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